ここまで、VivaVideoや、PowerDirectorを使って映像編集の方法について書いてきましたが、当の僕が仕事で使っているソフトはFinal Cut Pro X(ファイナルカットプロテン)というソフトなのです。
これは、Appleから出ているソフトで、Mac環境でしか使えない映像ソフトで、無料ソフトとしてMacを買うと付いてくるiMovie(アイムービー)の進化版というような位置付けになっています。
プロと名前が付いているだけあって、かなり優秀で、僕が仕事で作っている映像は8割がたは、これで作っているくらいです。
他の編集ソフトと大きく違うのはマグネティックタイムラインという仕組みで、テロップを乗せたクリップを移動させても、そこにあたかも磁石でひっついてくるように、テロップも一緒に連れられてくるという仕様になっています。
まあ、これが使いやすいのか、というと微妙なところもありますが、クセに慣れてしまえば、問題なく使えます。
もう一つ、とてもいい点は、買い切りソフトだということです。
対照的な例として、AdobeのPremiereがあります。こちらとても優秀で素晴らしいソフトなのですが、サブスクリプションモデルなので、毎月2、3千円を払い続けなければならない。本当に毎日使って映像で稼いでいるプロにとってはまあしょうがないという金額なのですが、時々使う程度のユーザーにとってはかなりキツイ金額だなと感じています。
なので、ファイナルカットは3万円くらいするけれど、買い切れば、自然とバージョンアップしてくれるという点でも素晴らしいと思います。
もし、あなたがMacユーザーであれば、iMovieから始めて『もうちょっと複雑な編集もやってみたい!』となったときに、Final Cut Pro Xに移行すると良いかと思います。