フィックスとパンを説明してきましたが、続いてはズームとドリーです。
ズームはスマホの機能として撮っている映像を拡大したり、縮小したりするもので、拡大するのをズームイン、縮小するのをズームアウトといいます。
ビデオカメラの場合には光学ズームと言うやり方でズームできるのでいいんですが、スマホの場合ではデジタルズームというやり方でズームするもんですから、結果的に画像が荒くなってしまいます。
だからあんまり使いたくないので、ドリーの方がおすすめです。
ドリーというのは聞きなれない用語だと思いますが、カメラ自体を被写体に近づけたり、遠ざけたりすることです。
被写体に近づいて行くのをドリーイン、被写体から離れて行くのをドリーアウトと言います。
ズームやドリーを使うと、被写体のサイズを変化させられるので、どこに注目している映像なのかを変化させることができます。
例えばこの写真。
女の子が寿司を紹介している訳ですが、注目したいのは寿司なので、ズームかドリーして寿司を大きく写します。
うーん、美味しそうです。
ズームかドリーを使うことで、どこに注目しているのかを明示するわけです。
上の写真のような状態をヒキ画(ひきえ)、下の写真のような状態をヨリといいます。
このヨリとヒキをバランス良く撮っておく事が、後々の編集の際に効いてきます。