2017年1月4日水曜日

2-05 撮影に使う3つのアングル

ここまで、フィックス、パン、ズームとドリーという、カメラワークについて書いてきましたが、次はアングルについて書いておきます。

アングルには俯瞰、アイレベル、アオリの3種類があります。
つまり、どの高さからスマホを構えるかによって、撮れる映像が変わってくるということなのですが、具体的に見ていきましょう。

1) 俯瞰(ふかん)
俯瞰というのは被写体の上から撮影するアングルのことです。
俯瞰で、かつヒキ画を撮ると、とても客観的で状況説明的な画になるので、映像の冒頭なんかに最適です。

2) アイレベル
目線の高さという事で、普段僕たちが見ている景色がアイレベルの高さです。
もし、あなたが撮影の初心者であれば、きっと今まではアイレベルの撮影ばかりをしてきたのではないでしょうか?

3) アオリ
被写体の下からスマホを構え、上を見上げながら撮るアングルをアオリといいます。
アオリは普段なかなか見ることのない角度の映像になるので、アクセントになりやすいアングルです。

例えば公園で遊んでいる子供を撮る場合、アイレベルに構えていてはいつもと同じ映像になりますが、撮影者が滑り台の上に登って「俯瞰」で撮ってみたり、撮影者が砂場でしゃがみながら「アオリ」で撮ってみたりすると、いつもとは違った映像になるはずです。

そして、ヨリとヒキと同じように、アングルも適切に変化させると、より豊な映像表現になっていきます。